会堂建築日誌

日本基督教団都城城南教会(宮崎県)の牧師館・集会室建築、会堂増改築工事の進捗状況の記録です。

7/19(火)外観イメージが少しずつ。

豪雨の中、先週は会堂のあちこちで同時進行的に様々な作業が進行していました。

 

北壁面

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これは会堂の北側の壁面です。当初はここに「正面玄関」がありましたが、横幅3メートルにわたって屋根まで壁を取り去り、こんどはこの壁面を「会堂の顔」となる壁面に改装します。写真は、壁や柱が撤去された状態。

実は、この北壁面の部分は、土台部分から柱、柱から屋根裏の棟部分に至るまで、シロアリによって相当深刻なダメージを受け非常に危険な状態になっていました。当初は既存の柱を生かす計画でしたが、土台も柱も棟部分も、ほとんどすべてに被害があり、「総取り換え」状態となりました。今回の工事がなければ、内側で静かに進行している深刻な被害に気付くことなく、少しの揺れでも崩れていたかもしれません。

 

内側から見ると

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講壇上部の壁面には明り取りのための丸窓を設置しました。礼拝堂側からは隠れて見えませんが、柔らかな光が講壇背面に漏れてくるのではないかと思います。

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丸窓には後程、簡素な装飾を施す予定です。シートの向こうで分かりづらいですが、外から見ると以下のような感じです。

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十字架デザイン・位置調整

 

屋根の十字架の大きさ、太さ、高さなどを決めました。ざわざ木でサンプルを作っていただき、実際にあてがって「もう少し下!あと気持ち上!もうちょい!・・・」と微調整しながら・・・。ちなみに、十字架の縦の部分は220センチあります。地上で見るとかなり大きい!

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玄関回り

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新玄関部分少しずつかたちが見えてきました。下森建装さんのアイデア、アドバイスもあり、当初は一部増築する計画であった玄関部分を逆に「一部減築」し、玄関前のポーチを広くするようにしました。これは大正解!

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少しわかりにくいですが、新玄関まわりは牧師館集会室の壁面と一体感を持たせたデザインにしています。

 

梅雨が明けました。工程表も日増しに複雑さをましてきました。長かった工事もいよいよ総仕上げへと向かっていきます。

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